リスクの除去・低減対策 (ALARP, As low as reasonably practicable)、 | |||
(1)暫定的措置と計画的設備改善等の恒久対策、 | |||
(2)管理方策の優先順位は危険源(上位)から被曝露作業者(下位・下流)に向かって順番に選択 | |||
計画的・恒久対策、設備対策、 ハード・ウエア、高コスト |
1.計画段階での除去、本質的安全設計 | 安全な形状・強度、エネルギー制限、安全距離・安全隙間の確保、人間工学原則の遵守、自動化による曝露機会の制限、安全な接近手段(適切な足場、手摺) | |
2.低減措置 | 代替 | ||
3.工学的対策、安全防護方策 | ガード(安全柵、カバー、覆い)、飛来・落下防止ネット、安全装置によるインターロック、非常停止装置、エネルギー遮断、局所排気 | ||
暫定措置、人対策、ソフト・ウエア、低コスト | 4.管理的方策(教育訓練、作業管理、警告) | 就業制限、資格者、 作業標準書、 作業手順書の周知徹底、KY、 警告・表示・標識、取扱説明書による警告・表示 |
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5.個人用保護具 | 保護帽、保護メガネ、安全帯、呼吸器具、治具使用による間接接触 | ||
工学的環境管理 |
生産技術的対応 |
有害化学物質の製造,使用の中止,有害性の少ない物質への転換 | |
生産工程,作業方法の改良による有害物質の発散の防止 | |||
環境管理的対応 |
設備の密閉化,自動化,遠隔操作,有害工程の隔離 | ||
局所排気,プッシュプル換気による汚染物質の拡散防止 | |||
全体換気による汚染物質の希釈排出 | |||
作業環境測定による管理状態のチェック | |||
個別的作業管理 | 時間別限等の作業方法の改善,保護具の使用による人体侵入の防止 | ||
医学的健康管理 | 雇入れ時の特殊健康診断による適正配置の確保 |
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定期の特殊健康診断による異常の早期発見と事後措置 | |||
常識として | 対策は、危険源・有害源に近いものを最優先し、複数の組み合わせによるバックアップが望ましい |