技術: 設計、開発 | |
設計・開発・研究のぞれぞれの違い | |
設計 | design, 既存の技術・ノウハウを組み合わせて商品を作る。 |
製品の要求仕様と予算と納期があって、納期までに予算内で、設計、部品手配、(製造)、調整、(検査)(出荷)をこなす。目標がはっきりしているのでやりやすい。他社が実現している性能においつけ、追い越せ、で理屈上不可能な仕様は(基本的に)少ない。 | |
開発 | development, 既存にはない技術・ノウハウで商品を作る。 |
研究 | 具体的な商品ではなく、概観的な商品を目指したシステム作り。 |
目標仕様(設計より厳しい)はあるが、予算と納期は設計エンジニアと比べるとやや甘い。下手するとたらたらいつまでやっててもいいような気分になることがある。例の、こうこうこういう理由で出来ませんでしたといったら、そうか仕方ないな、という欧米式の論理的展開があって、助かってるのか、甘やかされてるのか良く分からない。他社が明らかに実現できていない仕様を目指す | |
製品企画 | マーケティングリサーチ、製品ミックス規格、製品技術ロードマップ、収益性確認 |
製品開発 | 標的市場、製品仕様確定 |
設計 | 製品部品設計、性能機能評価、設計変更管理、基本情報管理 |
試作 | 試作品生産、実績値評価、設計変更要求、製造要件確定 |
ISO9001 | |
7.3 | 設計・開発 |
7.3.1 | 設計・開発の計画 組織は,製品の設計・開発の計画を策定し、管理すること。 設計・開発の計画において,組織は次の事項を明確にすること。 a)設計・開発の段階 b)設計・開発の各段階に適したレビュー,検証及び妥当性確認 c)設計・開発に閲する責任及び権限 組織は,効果的なコミュニケーションと責任の明確な割当てとを確実にするために,設計・開発に関与するグループ間のインタフェースを運営管理すること。 設計・開発の進行に応じて,策定した計画を適宜更新すること。 |
7.3.2 | 設計・開発へのインプット 製品要求事項に関連するインプットを明確にし、記録を維持すること(4.2.4参照}。インプットには次の事項を含めること。 a)機能及び性能に関する要求事項 b)適用される法令・規制要求事項 c)適用可能な場合は,以前の類似した設計から得られた情報 d)設計・開発に不可欠なその他の要求事項 これらのインプットについては,その適切性をレビューすること。要求事項は,漏れがなく,あいまい(曖昧)ではなく,かつ,相反することがないこと。 |
7.3.3 | 設計・開発からのアウトプット 設計・開発からのアウトプットは,設計・開発へのインプットと対比した検証ができるような様式で提示されること。また,次の段階に進める前に,承認を受けること。 設計・開発からのアウトプットは次の状態であること。 a)設計・開発へのインプットで与えられた要求事項を満たす。 b)購買,製造及びサービス提供に対して適切な情報を提供する。 c)製品の合否判定基準を含むか又はそれを参照している。 d)安全な使用及び適正な使用に不可欠な製品の特性を明確にする。 |
7.3.4 | 設計・開発のレビュー 設計・開発の適切な段階において,次の事項を目的として,計画されたとおりに(7.3.1参照)体系的なレビューを行うこと。 a)設計・開発の結果が要求事項を満たせるかどうかを評価する。 b)問題を明確にし,必要な処置を提案する。 レピューヘの参加者として,レビューの対象となっている設計・開発段階に関連する部門の代表が含まれていること。このレビューの結果の記録及び必要な処置があればその記録を維持すること(4.2.4参照)。 |
7.3.5 | 設計・開発の検証 設計・開発からのアウトブッ|ヽが,設計・開発へのインプット,で与えられている要求事項を満たしていることを確実にするために,計画されたとおりに(7.3.1参照)検証を実施すること。この検証の結果の記録及び必要な処置があれば、その記録を維持すること(4.2.4参照)。 |
7.3.6 | 設計・開発の妥当性確認 結果として得られる製品が,指定された用途又は意図された用途に応じた要求事項を満たし得ることを確実にするために計画した方法(7.3.1参照)に従って、設計・開発の妥当性確認を実施する。実行可能な場合にはいつでも,製品の引渡し又は提供の前に、妥当性碗認を完了すること。妥当性確認の結果の記録及び必要な処置があればその記録を維持すること(4.2.4参照)。 |
7.3.7 | 設計・開発の変更管理 設汁・開発の変更を明確にし,記録を維持すること。変更に対して、レビュー,検証及び妥当性確認を適宜行い、その変更を実施する前に承認すること設計・開発の変更のレビューには.その変更が,製品を構成する要素及び既に引き渡されていろ製品に及ぼす影響の評価iを含めること。 変更のレビューの結果の記録及び必要な処置があればその記録を維持すること(4.2,4参照)。 参考“変更のレビュー"とは,変更に対して適宜行われたレビュー,検証及び妥当性確認のことである。 |