ＰＥＲＴ図（アローダイアグラム）
（実体験から憶える）
情報技術者試験まであと３か月なので，この分野はいつまで，この分野はいつま
で・・・と一応計画は立てるが，段々と計画が後倒しになって，間に合わない。
よくあることです（笑）。
（イメージから憶える）
全工程が終了するのに最短日数は何日か？
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先行工程 |
日数 |
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工程Ａ |
− |
５日 |
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工程Ｂ |
− |
３日 |
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工程Ｃ |
工程Ａ・工程Ｂ |
２日 |
工程Ｃは，工程Ａ（５日）と工程Ｂ（３日）の両方が終了後，開始できます。
つまり，工程Ｃは，５日目から開始し２日要します。
よって，全工程が終了するのに７日。
（イメージから憶える）
ＰＥＲＴ図（アローダイアグラム）は，名のとおり，日程計画を矢印（＝アロー）
で図（ダイアグラム）に表したものです。
（過去問題から憶える）
プロジェクトの日程計画を作成したい。これに最も適してＯＲ技法は、ＰＥＲＴ
である。 （Ｈ１１ 春 問７３）
（クレバー方式から憶える）
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日程計画とくれば ＰＥＲＴ図 |
（過去問題から憶える）
（基本 Ｈ１２ 春 問７１改）
まず，最早開始日を求める。
最早開始日とは，最も早く作業に着手（＝開始）できる日です。
（クレバー方式から憶える）
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最早開始日とくれば 遅いほうに合わす |
（１）の最早開始日は，０日（０日スタートです）。
（２）の最早開始日は，（１）の最早開始日＋作業Ａ＝０＋５＝５日。
（３）の最早開始日は，（２）の最早開始日＋作業Ｃ＝５＋５＝１０日。
（４）の最早開始日を求める。
（４）の最早開始日は，作業Ｂと作業Ｄの両方が終了して開始できます。
（２）→（４）は，（２）の最早開始日＋作業Ｂ＝５＋３＝８日。
（３）→（４）は，（３）の最早開始日＋作業Ｄ＝１０＋１０＝２０日。
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最早開始日とくれば 遅いほうに合わす |
よって，２０日。
（５）の最早開始日は，（４）の最早開始日＋作業Ｅ＝２０＋３＝２３日。
（６）の最早開始日を求める。
（６）の最早開始日は，作業Ｆとダミー作業（０日）の両方が終了して開始でき
ます。
（３）→（６）は，（３）の最早開始日＋作業Ｆ＝１０＋１２＝２２日。
（５）→（６）は，（５）の最早開始日＋ダミー作業＝２３＋０＝２３日。
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最早開始日とくれば 遅いほうに合わす |
よって，２３日。
（７）の最早開始日を求める。
（７）の最早開始日は，作業Ｇと作業Ｈの両方が終了して開始できます。
（５）→（７）は，（５）の最早開始日＋作業Ｇ＝２３＋３＝２６日。
（６）→（７）は，（６）の最早開始日＋作業Ｈ＝２３＋６＝２９日。
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最早開始日とくれば 遅いほうに合わす |
よって，２９日。
次に，最遅開始日を求める。
最遅開始日とは，決められた日数内で終えるために，遅くてもこの日までには作
業を着手（＝開始）しなければならない日です。
（クレバー方式から憶える）
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最遅開始日とくれば 早いほうに合わす |
最遅開始日を求めるには矢印を逆にいきます。
（７）の最遅開始日は，２９日。
（６）の最遅開始日は，（７）の最遅開始日−作業Ｈ＝２９−６＝２３日。
（５）の最遅開始日を求める。
（５）←（７）は，（７）の最遅開始日−作業Ｇ＝２９−３＝２６日。
（５）←（６）は，（６）の最遅開始日−ダミー作業＝２３−０＝２３日。
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最遅開始日とくれば 早いほうに合わす |
よって，２３日。
もし，２６日にしたなら，（５）→（６）→（７）＝２６＋０＋６＝３２日に
なり，２９日まで間に合わない。
（４）の最遅開始日は，（５）の最遅開始日−作業Ｅ＝２３−３＝２０日。
（３）の最遅開始日を求める。
（３）←（４）は，（４）の最遅開始日−作業Ｄ＝２０−１０＝１０日。
（３）←（６）は，（６）の最遅開始日−作業Ｆ＝２３−１２＝１１日。
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最遅開始日とくれば 早いほうに合わす |
よって，１０日。
（２）の最遅開始日を求める。
（２）←（４）は，（４）の最遅開始日−作業Ｂ＝２０−３＝１７日。
（２）←（３）は，（３）の最遅開始日−作業Ｃ＝１０−５＝ ５日。
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最遅開始日とくれば 早いほうに合わす |
よって，５日。
（１）の最遅開始日は，（２）の最遅開始日−作業Ａ＝５−５＝０日。
クリティカルパスとは，危険な（＝クリティカル）道（＝パス）です。
つまり，日程的に危険な道→余裕のない道です。
最早開始日と最遅開始日が等しい経路です。
（過去問題から憶える）
クリティカルパスによって把握できるものは，
プロジェクト全体の遅れに直結する作業を把握することが出きる。
（基本情報 Ｈ１３ 春 問５２）
クリティカルパスは，
（１）→作業Ａ→（２）→作業Ｃ→（３）→作業Ｄ→（４）→作業Ｅ→
（５）→ダミー作業→（６）→作業Ｈ→（７）
基本情報
Ｈ１３ 春 問５２
Ｈ１１ 秋 問６６（Ｈ１３ 春 問５２同問題）
Ｈ１２ 春 問７１
Ｈ１１ 秋 問６７
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