監督者訓練, TWI, training within industry for supervisors | ||||||
職業能力開発促進法(第19条)、同施行規則(第16条) | ||||||
目的 | 監督者の監督能力訓練 | |||||
対象 | 第一線監督者:組長、班長、職長 | |||||
方法 | 合議方式(実習に重点)、1クラス10名 | |||||
時間 | 各コース5日、10時間(1日2時間x5日)(安全作業のやり方は12時間) | |||||
第6科は11日、40時間(その内、職場実習が3日、20時間) | ||||||
内容 | 監督者訓練第1科 仕事の教え方 JI job instruction |
監督者訓練第2科 改善の仕方 JM job methods |
監督者訓練第3科 人の扱い方 JR job relations |
監督者訓練第4科 安全作業のやり方 JS job safety |
監督者訓練第5科 訓練計画の進め方 |
監督者訓練第6科 問題解決の仕方 |
第1段階 | 習う準備をさせる 気楽にさせる 何の作業をするか説明 知っている程度を確かめる 作業を覚えたい気持ちにさせる 正しい位置につかせる |
作業を分解する 現在の方法をそのまま全細目を記録する 運搬作業、機械作業、手作業は全部細目になる |
事実をつかむ 今までのことを調べる 関係ある人と話す 規則や慣習を調べる 言い訳や気持ちをつかむ いきさつを全部つかむ |
安全とは事前に対策を考えて処置することである。起こってからの事後処置ではない。 事実となる要因を考える |
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第2段階 | 作業を説明する ステップ毎にやってみせる 急所を強調する はっきりと、根気よく 能力以上にしない |
細目毎に自問する なぜ必要か 目的は何か どこでするのが良いか 何時するのが良いか 誰が適しているか どんな方法が良いか |
よく考えて決める 事実を整理する 互いの関係を考える どんな処置が考えられるか 職場の者、生産との関係 早合点しない |
対策を考えて決める | ||
第3段階 | やらせてみる やれせてみて、間違いを直す やらせながら、説明をさせる もう一度させながら、急所を言わせる 分ったと分るまで確かめる |
新方法を展開する 不要細目を取り去る 細目を結合する 順序を組み替える 細目を簡単にする 他人の力も借りて考える |
処置をとる 自分やるべきか 手伝いがいるか 上の人に連絡しなければならないか 責任を転嫁するな |
対策を実施する | ||
第4段階 | 教えた後を見る 仕事につかせる 聞く人を決めておく たびたび調べる 質問するように仕向ける 段々指導を減らす |
新方式を実施する 新方法を上司と部下に納得させる 関係者に承認を求める 仕事に移す 他人の功績を認める |
後を確かめる 何時確かめるか 何べん確かめるか 出来高や、態度は良くなったか その処置は生産に役立ったか |
結果を検討する |